20210522 栄光シニア60(第5戦)dfb となんとか引き分け
△ 栄光 0 (0-0, 0-0) 0 dfb @馬入人工芝
梅雨入り間近で雨の合間の試合のため人工芝のため足元の感覚が心配だったが、雨が上がっていたので特別な影響は無かった。
これまでの3連敗を一旦切り離して、試合前に仕切り直し。目前の試合に集中するよう注意した。
反省を含めて、試合前の注意事項は、単純に①ボールへの寄りを早く(出足で負けない)、②ゴールめがけて縦蹴りするだけではゴールは割れないので、オープン攻撃とクロスボールを複数FWで走り込んで蹴り込むゴールパターンを心掛ける、とした。
前回から冷静に考えてみての結論は、基本的なセオリーをきちんと積み重ねる事ができない上にフィジカル的に走れない選手が年齢層が上がると共に増えて来ているので、若い世代への移行を試みながらのサバイバルゲームを目指す。特に、BKsの守備は難しいが、時間をかけて正しいセオリー通りの基礎を理解してそれを実践するようにする努力を重ねる必要あり。試合の醍醐味を味わうためには、きちんとサッカーができていないと楽しめない。心機一転残り試合に挑戦する。
相変わらず怪我人続出なので、本日のオーダーは今後のチャレンジも含めたが、先ずは出場選手の意識の統一から。互いに声を掛け合うようにした。
前半から攻撃モードを目指したが、比較的慎重にパスをつないでいた。土肥をFWに上げたが、2列目に下がりながら中盤のつなぎに入り、オープンスペースを生かしながらロングクロスを連発したパターンが効果的だった。CFの食いつきがまだ弱いが、ゴール前のクロス狙いは使えそうな予感。
中盤は、今回はあまり頻繁にメンバーの入れ替えをせず、じっくり馴染んでもらうつもりで原田、下坂、岩井が自分のペースをつかめるよう期待した。しかし、その結果、ほぼ全員が横一線で上がり気味になったため、中盤の懐の深さが作れず、BKsとの間にスペースができてしまい、相手に中盤の裏に走られるパスが通るといきなりゴールまでドリブルされるケースが何本があったのが、かなり危なかった。さらに中盤でのマークをやろうとすると走行距離が増えるのでかなり選手の疲労が見えた。今後、下坂が一段下がって中盤の懐を作りながら前方への配球できるようになると試合運びが楽になるはず。
後半、CBを山中+中川のコンビから吉野+鹿子木に交代。今後の狙いとして、フィジカルに強いCBの発掘と中盤の空きスペースを活用できる上がり目ストッパーとして、鹿子木や下坂がダブルボランチ的な動きができると更に安定して攻撃への展開の手が増えるだろう。FBの伊藤、斎藤らはBKの守備のセオリー復習と、自分が中盤に上がってつなぎとなる、あるいはさらに縦に走り上がってオープンスペース攻撃を仕掛けられるようになるとまた新しい手ができるが、走力も含めて頑張ってくれれば結果は明るい。
本日の試合は、このようなチャレンジをやりながらなので、目立ったシーンが作れなかったが、何本かシュートパターンも味わえたので、全体的にはこれまでの試合とは違った雰囲気で少しは試合をした実感がつかめたと思う。この際、相手のことより自分の事がちゃんとできるかどうかが肝心なので、意識を継続して一歩前進を期待する。
結果的に、ゴールを奪えず、引き分けとなったが、失点ゼロにとどめた事は評価できる。これまでの3連敗の歯止めがかかったか。次の試合は是非ゴールを割りたい。