最後のトヨタカップ

2004年12月12日(日)

きょうはまたテレビで、トヨタカップである。

オンゼ(コロンビア)対ポルト(ポルトガル)で、有名スターはいないがいないだけに、戦う動機はあるように見えた。
ポルトもオンゼもフラットその前に、守備ハーフおいて、ラインを崩さない「から」結局、トップの裏走りをトップがあきらめてしまえば、旺盛なキープ力をサイドにもっていくという結果になっていく。

で、いつもいうように、芝のグラウンド、まともな、アシスタントレフェリーというか要は線審、だったら、なっとくのいく守備方法であろう。ましてや、オンゼのほうが、カウンターねらいで攻撃に数かけないから、あがってくるやつの心配あまりしなくてよいと、第1でつっこんできて、なおかつ、守備者の「自分」のめで、見えている、オンゼのフォワードを「オフサイドトラップ」にかけていく、わけだから、それは合理的である。

ただいつも同じことをいうが、両軍のストッパーの走力、半端ではないわけだから、フラットのラインコントロール「なんか」をああだこうだと議論するのではなく、そういう「からだのはりかた」を勉強したほうがいいではないか。

PK戦のことは、いいだろう。
自分には、ポルトの終りのほうのキッカーは、そのPK合戦で神技を発揮する、なんとかという、キーパーの逆をつきだしたように見えたし、「それいいの?」と思ったのはベンチから「コーチみたいなのがでてきて、ならんでいる選手にアドバイスしているんじゃないの」という画面が見えたことだ。

高校生に複雑なことをいってもグラウンドで思い出せないから、あまり言わないのだが、要は、キーパーは、「反射と勘」でとめにくるやつと、決めてかかって、その決め方が、例えば、1-3本目は犠牲にして、つまりしゃみせんひいて、4-5本目で勝負にかけてくる、というような、タイプの二つのどちらかだと言っている。
ただしそうやって、いわば戦略もって「ラインに立つ」やつ「そうだ」とわかっても、その戦略の中味はわからないのだから、やむをえないのだが、もしどうしてもPKで勝てというよりコーチが責任もてというなら、コーチのアドバイス許せということになるだろう。

自分は、あとだしじゃんけんではないが、最初のポルトのPKは予想した、理由はそいつが力はいりすぎるタイプで、こいつ吹かすんじゃないかと思ったから、ここでポルト「はずれだな」と思った。
そのままなら1本差でオンゼ勝てる所、オンゼの「若いやつ」がやはり「すかした蹴りかた」を選択して「これ、とうりお」と同じじゃねーかと、ただし昨日のマリノス対浦和戦にもどれば、さいごのマリノスのキッカーも外国人で、キーパーの逆をついたのだが、それはよかったかどうかといえば、「要は、対キーパーで心理的に優位に立つならば」すかしたやりかたも機能するということだろう。

そのあとサドンデスで、自分は、ポルトのストッパーに順番が、まわって、「ここで、年より、失敗かな」と「間違えた」この年より、キーパーの逆に流して、さすがだね、と思わせた。
オンゼの失敗はその逆に、若そうなやつが蹴り上げて万事窮した。

まー、だったら、ファーストキッカーは「パワー」でというのも簡単だが、それをキーパーに悟られれば、同じだから、あまり思考はしたくないね、というところが本音だ。

これでトヨタカップが終るそうだが、20数回も続いて、その影響は日本サッカーに果たして、あったのだろうか?そこがいかにも、寂しいなとでもいうものだ。

天皇杯、同日にあったわけだが、まだ結果わからない。
磐田とやっている群馬ホリコシのチュミというのが、カメルーンからもってきた、ウチの選手だ。
けがしていたが、果たして、磐田に通じたかしら。
雨の駒沢にJFLの佐川どこだらとの試合見に行ったが、ホリコシもフラットだから、ここを一言で言えば、フラットのラインの連中というのは、
まず
1) ロングを裏に蹴られたら、それはオフサイドか、自分が走りかって、勝つ
2) ショートだと、この日のオンゼのように、まずハーフやらフォワードを「もどらせて」自分がライン「から」めったにでないから、「コンタクト」優位なときにしか「いかない」
3) だから結局コンタクトしているのは、クロスに競るというのが多い

このチュミというのはコンタクトに強いわけで、佐川の試合見ていたら、彼のもつ、良さはでていなかった。
理由は上の2)にある。
自分の感想では、本来はとうりお「より」コンタクト強そうだ、というものである。
(この項終り)