コーチの対話

2004年8月7日(土)

■に相川コーチコメント:
(●は、柴野先生コメント)
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●柴野:
9日の練習もお願いしたいのですが、練習時間は何時にしたらよろしいでしょうか?

■相川:
まず、9日の練習について、1000-1200でよいでしょう。
次ぎに、(以下のコメントには)OB諸兄にも理解しておいてもらいたいことをずばり書きます。

■相川:
グラウンドでは「相川」のサッカー、相川のサッカー用語が少しずつ、選手に導入され始めました。最初は、相川独占が好いと思います、選手が、混乱するからです。ありていにいえば、柴野先生が(少しきつい、言い方ですが)言葉と実態の関係を煮詰めていない、で、選手に導入した、言葉を選手がまだ、使っていたりします。

例)佐藤が「他の選手にむかって」「緩急つけろ」というようなことを言っていました。「緩急なんかつけられるレベルではありません」だから「そういう言葉を、口にしても」「しかたがありません」
そういうことを言う栄光生、まったくバカさらしています、ただし、そこは止めなかった。

止めても「わからなかった」でしょう。
いつも言うのですが「口で言うことがコーチの仕事ではない」選手が「聞くということが、大切」なわけです。
選手、佐藤が「緩急つけろ」とわけもわからずに言って、「で、選手はいつのまにか、自分の頭で、サッカーを考えることを」「なくしてきたね」とわたしは思っています、で、今、再建中です。

そういうときに、柴野先生やOBが「じぶんたちの、言葉、=指導理念」を選手に「伝える」ということを、わたしは、どう処理するかです、これが重大な問題になります。
結論ですが、「どうやられてもけっこうです」どういうことを「選手にいっても」またどういう指示を選手にだれが出しても、けっこうです。
チームはみんなで作ります。

ただし、もし、選手が「誰かのアドバイス」だから「相川から見て」「ちがうね」というプレイをしたとき「「むろん、相川注意します、やらせません」良い例「バックパス禁止です」これはあきらかに、柴野先生のサッカーに対する、観念論からきたものです、サッカーは学問ではない、グリッド指導もくそくらえです。そんなものは、 外形です。
サッカーの中味とは、無縁です。

しかし相川がいないときもあるわけだし、OBがきて、トラップってこうやるんだと、教えてまったくかまいません。「でもあなたが、教えたいこと」「本当に、選手が、耳に聞いて実行するかな?」意地悪ではなくて、わたしは「そう思います」コーチが言ったことを「選手が」「やらなければ」「練習は、いつもいうように、おとなの自己満足、自己陶酔です。「今の子は、やらないからね」というせりふで終わるわけにはいかないのが職業コーチです、で、自分以外のだれかが、自分とはちがうサッカーを教えてもかまいません。それが間違っているならば、グラウンドで瞬時に、修正します。そういう方法が現実的でしょう。

だから下記の浮きだまの練習をさせても、まったくけっこうです。
しかし、またきついことを言いいますが、全く効果のないことをしています。
どうでもいいのですが、説明します。

自分たちのやりたいサッカーを「つなぎ」のサッカーだとして、しかし当面、キックアンドラッシュ「から」はいった。
どちらの戦法も「コントロールされたボールではなく」いわゆる「こぼれだま」が派生する。
で、それを「どうするか」まったく問題のたてかたがまちがっています。
こぼれだまを、栄光のもにするには、「相手の間合い」なんか「ほとんど」考えられない、しかし練習では、間合いを柴野先生が「言っている」これはおかしいわけです。

こぼれたボールには、ほとんどのチームが「相手を見るな」=勇気をだせということです。
というような言い方で、コンタクトプレイを強要させるわけです、だからボールに2回以上触って、我が物にするなどというのは、そもそも非現実的なわけです。

だからわたしからすれば、その練習、の設定目標まったく、解決しません。
ただボールには触れているわけだから、「まー練習とは言える」「なにを達成したのか?」わたしには「わかろません」で、今の所は、相川さんは「練習のテーマにこぼれだまの奪取いれません」

だからこそどこかのOBがきてこぼれだまの奪取はね「相手、見ちゃだめよ」と言ったら、それは正しい方法だから、相川ちゃんと、選手に「そのとおりだよ」とフォローします、しかし、何を「やりたいのか?」わからんプレイを選手がしたら、すかさず「やめなさい」とチェックいれます、それが例え、9期のわたしに、とっても先輩のOBが言っていることでも、私は妥協はしません。

●柴野:
6日の練習は、14:00にグランド整備を始め、次にこの夏まで選手達がやると決めている2人組のパス練習をやり、見ていただいたようにバウンドボールのコントロールをやりました。技術面では、バウンドボールだけが問題ではないのですが、5日の試合で、パスでもスローインでもこぼれ球でも、中途半端に浮いたボールを苦しい体勢でスネ辺りを使って受けようとしたり、相手とお見合いしてさらわれたり、体を入れながらも奪われたり
することが気になったからです。

■相川:
気になったのはいいですが、あの練習方法と指導では解決はしません、それだけです。

●柴野
しかし、選手達には、5日の試合については、次のように話しました。

・昨日、5日の試合は、結果は引き分けと負けであるが、内容を見ると、いろいろな発見やトライができた試合であった
・相手にダイレクトでつながれても、守備の動きを考えながら戦うことができた。
・ボールや相手の動きを見ながら、ラインのアップやダウンを考えることができた。
・だから、練習試合として、内容のあるゲームができた。
・あまり攻められなかったと考えるも知れないが、Bチームで言えば、福田が縦パスに対して中央から積極的に前へ行こうとしていたし、平が右サイドを積極的に上がったから得点できた。
・Aでも、青木が丁寧にボールを扱い、落ち着いてプレーしたのもよかったが、その間に特に 右サイドが積極的に動いたから、余裕ができた。
・攻守ともに成果のあった試合であった。
・試合中、こぼれ球やミスパスが出てくるが、これを落ち着いてさばければ、悪いパスもつながるし、攻撃が増えていく。
・今挙げた点も各自がよいと思うとことも大敵なプレーにして今日の練習に活かそう。

■相川:
例により、「言いすぎています」何度でも言いますが「言うことが大事なのではなく」「選手が聞くことが大事です」いっぱい「言われて」「それを全部」やれる選手は「いません」
引き分けで終ったのは、簡単で、あがりめとトップが機能しないから(練習でやっていないから)だけです
ミスが多いのは、からだがきかない」からで同じことはこぼれだまにも言えます。
だからゲームをやらせながら、からだがきくように、という方法論を採用したわけです。

当面蹴らせながら、どういうきっかけを利して、sつなぎサッカーをやるかということです。ラインをフラットにはしなくてもフラットを見せてリスタートでアップダウンをさせて、さらに、流れのなかでも、相手がバックパスしたら(わかりやすく)「アップでそろえる」という次の指示(=テーマ)も、すべて、頭の働きで、やれることでしょう、だから今すぐやれることです。

段階ではありますが、学問ではない。
そういうように「やれば、サッカーになる」という経験をもっていうrのが、コーチだからです。

●柴野:
2トップの動き出しとシュートは、非常に重要なことだと思う。練習の中では、ストッパーを見て、パッサーを見て、開いて、前へ速く動き出そうとすることがぎこちなく見えたが、選手 としてはよく努力していたと思う。動き出すときのステップや開き具合をいろいろと変えて試そうとしていたがらである。

相川さんが「俺は選手のことをいつもよく見ている」と言いながら、1人1人に様々な見方で声をかけていくことがたいへん重要なことだと思った。「今のが通るか?」と言って、意欲をかき立てたりする工夫は、大いに参考になった。

●柴野:
ゲームでは、特に条件やグリッドを設けなくても、選手達が意図をくみ取って、DFラインからMFへのつなぎを考えて動いていた。青木のいた黄色チームは、トップが外したり、DFの吉田(高1:赤白クロアチア)が決められなかったが、高1の小さくても技術がある方の小笠原と右サイドでパスゴーで走っていた井上に、左の平とMFの高2の青木と青野がよく考えて動いていた。

例えば、MFの2人が右サイドに回ったときに1人は前へ顔を出し、1人は下がり目で受け、自然と前の方が逆サイドへ回り込み、下がり目が入れ替わるように上がってポジションチェンジができていた。柴野も改めて、この方法論でよいと再認識した。
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(記録:相川)