クリニック(#38)

2005年8月23日(火) 試合対鎌倉学園、5-1@大庭

    ●やえがし  ●でぐち   ●くずはら
        ●なかた●なりい
          ●いけだ
●さわだ              ●たかい
       ●みうら ●あさかわ

攻撃においては、「あさかわ」は、練習に「出てき始めた」ということは、なにか意識がかわってきたのか?
もっとも、相川はこういう、最初は、さぼっていて、ある日「サッカーやってみたら、おもしろくなって」こころいれかえたってな選手、心底からは信じない。
それはさておき「「前とくらべて、おもしろくなった」と感じた「からといって」ではその変わった、サッカーをかんたんにこなせるほどには、練習つんできてひないのだから、この日の「みうら」ほどには、成長を見せつける、という成果を見せないということになる。

このはやい「みうら」にボールがわたって、前をむいてしまえば、鎌学のライン、がたにくずれてしまうのが「なぜか?」神奈川の指導者が多分気がつかないことがある。
すなわち、フラットを個人の守備能力を向上」させようとして採用しているのでなく、ただ組織をつくることばかりいわば体面みたいなものだけを、(あげさげとか、バランスとか)いじっている場合、それでも、その考えが通用するのは結局は二つの理由しかない

1) 相手(すなわち、こちら)が似非フラットを崩すスキルに達していない
2) 相手のフラットの「前に」いる相手のハーフの守備のしかた、がはげしく、て、こちらのボールがみんな相手のハーフに奪われる

だから似非フラットでも、その前にいるこまねずみハーフが、こちらの攻撃にずたずたになれば、フラットで守るも、個人で守るも、なにもないわけだ、し、また相手のハーフを相手にせず、その似非フラットのいわばどまんなかに勝負ボールを送れば(すなわちロング戦法)あきらかに似非ぶりが顕在化するわけである。
きょうの鎌学はついでに指導者も、どうしようもない似非指導者だから、栄光が昨日から、やり始めた、戦法に、その解決策を、見出せず、前半は終った。

後半、相手が(普通の)似非指導者は、だいたいそういうことを選手に命じるケースが多いのだが、「ファウルでもいいから、からだぶつけろ」「ボール裏に蹴れ」ということをいいだし、具体的には、「やえがし」が「相手に、ついて、そこからダウンして」その裏へ来るボールを処理しきれなくなって1点失点した、その予兆があった、ことにベンチがきがつかなければならない。

そこで以前の栄光なら、がたがたに崩れるわけだが、やえがしの代わりに、「さとう」がはいって、そのさとうに、守り方を示唆してまたそののちは、攻勢に転じる、ただしゴール前で後半も「チャンス・メーク」できていたが、シュートがはいらなかったのは結局、シュートをうちにいった、というところに原因があるので、そこはまだ教えていない部分である。
そのほかにはウイングハーフの「守備」の方法、「攻撃」の方法への無理解が目立った。
守備は、相手が「どういう攻撃」をしてくるかによって、こちらの(ウイングの)守備の方法がちがう、わけだが、ゲーム後、「さわだ」と「たかい」が、ウイングの守備ノ方法を教えろと、きいてきたので「追い返した」
ウイングハーフの攻撃法はではいかが?かといえばこれも、また個人の能力に依存するわけで、「たかい」でも「さわだ」でも「いのうえ」でも、今のところ、こいつがウイングハーフだとはきまっていないのだから、ここもノーコメントであろう。

さて「あさかわ」はともかく、「いまご」「みうら」とはやいフォワードを擁することができた、というのは、稀有のことである。
いけだは見てくれほど、タフではないので、この先もあがりめができるかどうかはわからないが当分は、「ここだろう」

この3人で「前へ、行けば」点がはいる、妙にそれ以外の、攻撃をデザインしても、得点がはいるわけではないので、そんなことを考えても時間の無駄である、中央攻撃の変形は「なりい」やら「なかた」がそのうち、かれらの、もっている個性をその中央突破の、なかで」見せてくれるだろう、それを意識すればよい、ただ中央だけでは中央プレイヤーがつかれてしまうし、また単調にもなるので「だから」ウイングハーフの、攻撃のしかたを確立していかなければならないというわけだ、きょうの試合でもその原型のようなものが見えた、私の言いかたでは「ショート、ショート」展開ということになる。「なかた」→「たかい」の展開でそれが見えたのだが「なかた」の鈍足では、そこからチャンスがふくらまなかった。サッカーがかえって、複雑になる「例えば、たかいがやってきて、足の遅い自分が,攻撃で、まともになるには」「どうしたらよいでしょうか?」と聞いてきても、実は「こまったことになるという」わけだ。

展開してきたら最後の奴は、1対1をしかけてよいというように、よそでも言う。だって1つのサイドにボールをキープするために、人数をかけて、そのボールが逆サイドにきたからといって、ハーフが大急ぎで、逆サイドに走り戻れるということはないのだから。
そういうところが真実だが、すくなくとも「たかい」の現実は、また横パスしてしまう、みたいな現実である、その横パスをどうしたら成功させるか、なんて話しは、あってはならない。


(記録:相川)