クリニック(#29)
2004年11月25日(木) 練習 1530-1700 @栄光
ずっと、日学のほうで専念していたので、今回のテーマの導入、そもそも、遅れている。
かつ、深くは「今栄光にやらせようとしているサッカーに」繋がっているものの、このあいだの対湘南、対大清
水の試合を見ていて「このままではだめだね」と感じたテーマをくりだしてきた。
ジャンプヘッド
柴野先生ご自身が、多聞きょうの栄光生、見ていて、「なんかおかしい」ということに気がつかれたと思う。つ
まりありていにいえば、練習いくらくふうしても、実戦形式でやって、「でてこない、やれない」ものは「いくら
その前に、そのテーマを切り取りして、いわゆる分習してみたところで、」つまりは「身についていない」だか
ら「それを身につけさせる」しつこさが、指導者に必要なのだが、先生自身がいろいろ「練習」でジャンプ
ヘッドを覚えさせようとした、わけであろうが、要は中3も高校生も、ストッパーもフォワードも「やれない」という
事実がつきつけられた、ということである。
で、やれなきゃ、やらせろでOKというわけだ。
言うも馬鹿馬鹿しいが、栄光生同士の戦いだから、相手がとくに背がたかいわけではないわけだ。短いのと
短いのが「せって」いちばん「やはりだめだね」と感じたのは「要するに」栄光生、「こういう身体のぶつけあ
い」みたいなところに、「血が騒がない」ということになる、ただしいつも柴野先生に言っているように、「分析」
しても評論家だろう、と、グラウンドで、ただひたすら、「同じこと」トップかストッパーどちらかがボールを頭に
あてろ(例により、最初は、どこへおとすとかどこへクリヤーだとか、コーチ言わない)として、初めて、ストッ
パーが「ボールを頭にあてるまで、40分以上」がかかった。
つまりは、栄光生チキンハートなわけだ。
チキンハートだから口数も多いわけだ。
ただしこの練習を野蛮で、無意味なものにデザインしてしまえば、選手の動機がなくなる、
ロングハイボールへの、最初のコンタクト→こぼれ→こぼれをひろったものは、まともにパスなんかさがせな
いのだから、サッカーの原則くそくらえ、でパスターゲットをウイングハーフにして、ウイングハーフは「こぼ
れひろい」という大人ならわかる、その場所はいわば「特異点あるいはエリア」なのだ、そこで要求されるの
は、勇気だろう、そこではパスの正確性だとか、個人でキープもくそもない、ひたすら「いきおい」とからだは
りそのうえで、そのいきおいはよそには「ひろげない」言い換えれば、スタミナに難ある栄光だから、その
ボールをおさめたものにして「初めて」つなぎで秘策をつかえだろう、そういうことをとりあげたわけだ。
で、ここまで、こわがりとは思わなかったが、これこのままでは、男が男らしくというスポーツのもつ良さもつい
には覚えずに高校サッカー終えていくのだろう。
ここが、相手のフォワードがことさらにすごいやつだというのではなく、普通なら、こちらがヘッドで勝ち、こぼ
れをひろいで勝ち、パスターゲットにいけば、栄光」らしさを発揮できるであろう。
せらないで、かぶって、うしろにボールが流れても、それをバックの恥じと思わない、サッカー以前の、考え
方をきょうはとりあえず否定である。
そういう意味で、「あおき」と中3の「トップ」ふたりだけが、やる気があった。だから決して冗談でなく、青木は
栄光ではストッパーの可能性「あるよ」と考えるわけだし、4月になったら、その中3がトップエースだよ、とい
うことにうそはない。
全員がここで、やったろかというレベルには達しない「だろう」もうあきらかに運動音痴ということは、相手のひ
ざの一発でもみぞおちはいったら、おおさわぎなんていう「コンタクト」にまさに生涯無縁そうな選手??もい
るのだから例により、70%が、[勝つか負けるか]ではなくて「行ってやる」というのが目標だろう。
(記録:相川)